

NCDAがブータンオリンピック委員会とMoU締結
2025年10月29日、ブータンの首都ティンプーで、ブータンオリンピック委員会(BOC)と日本体育大学コーチデベロッパーアカデミー(NCDA)が、コーチ育成と教育的連携に関する覚書(MoU)を締結しました。この協定は、スポーツコーチングの専門知識の相互交換、共同プログラムの促進、そしてコーチング文化の創造を目的としています。 パートナーシップの始まり 署名式では、BOCのソナム・カルマ・ツェリン事務総長が「このMoUは共通の価値観と目標に基づく新たなパートナーシップの始まりです」と述べました。また、「コーチは選手を強くするだけでなく、人を導く存在です。だからこそ、コーチを支える仕組みを整えることが重要です」と語っています。BOCは、国内のスポーツ発展を支える中核機関として、今後のコーチ育成や教育的交流を重視していく姿勢を明確に示しました。 ブータン側は、政治的安定と地域的中立性を活かし、スポーツを地域協働や平和促進の手段として発展させていく構想を語っていました。このようなビジョンは、スポーツを社会的・教育的な活動として位置づけるBOCの方針と

伊藤雅充
11月1日読了時間: 4分


HOPE事業を展開しています。
こんにちは。伊藤雅充です。 今回は、私たちのチームが取り組んでいるHOPE事業について紹介したいと思います。 日本体育大学は、令和6年度および令和7年度の スポーツ庁委託事業「国際情勢に応じた海外アスリート等支援事業」 を受託し、紛争や災害などの影響により自国で十分なトレーニングを行うことができないアスリート等を日本に招へいし、安全かつ安心して練習できる環境を提供しています。 私たちは、この受託プロジェクトを HOPE(High-performance support for Overseas Para-athletes under Emergency) と名付けました。HOPEという名称には、困難な状況にあるアスリートを支えるだけでなく、「スポーツを通じて人と人がつながることで新しい希望を生み出す」という思いを込めています。 令和6年度の事業は、 パレスチナ、イエメン、レバノン、アフガニスタン の4か国を対象として実施しました。まずパレスチナNPC(National Paralympic Committee)選手団(陸上競技と卓球)を日本に招へ

伊藤雅充
10月21日読了時間: 3分


第5回研修会を開催しました!
2023年9月1日〜3日にかけて、第5回研修会を開催しました。 5月の第4回研修会(オンライン)から3ヶ月、2月の対面の第3回研修会から半年が経過し、それぞれ各種研修会への参加、OJT、メンタリング実施し、ハイパフォーマンスプロジェクトの発表の準備を進めてきていただきました。前回からの進捗や新たな課題など共有しながら、新しい学びと共に3日間のプログラムを進めていきました。 <第5回研修会スケジュール> 1日目 テーマ : 相手に合わせたコーチングアプローチを選択する(ハイパフォーマンス領域を焦点に) ゴール : ハイパフォーマンス領域において求められる特異的なアプローチ内容が整理され、自身が今後伸ばすべき課題が特定できるようになる。 ハイパフォーマンス領域の選手をコーチングする受講者から選手に対するコーチングのアプローチで現在課題に思っていること、過去の経験で判断に迷ったことを提供してもらい、グループワークを通じて状況に適したアプローチ方法を模索していきました。 2日目 AM テーマ : ハイパフォーマンス領域におけるスポーツ医・科学
WECスタッフ
2023年9月7日読了時間: 5分


女性スポーツフォーラム2023を開催しました
2023年2月4日(土)に女性スポーツフォーラム2023(オンライン)を開催しました。 100名近くの方にご視聴いただき、女性アスリートの支援や女性コーチの育成について議論を深めるとともにその重要性に皆さんと声をあげることができたのではないかと思っています。 午前の部では、日本体育大学が取り組む女性アスリート・コーチ支援事業のについての説明に続き、大阪体育大学のが取り組む女性アスリート・コーチ支援の取り組みについてご紹介いただきました。 パネルディスカッションでは、 新潟医療福祉大学 講師 / 水泳部コーチの奈良さんと、日本体育大学陸上競技部・女子駅伝ブロックコーチの西澤さんをゲストにお招きし、女性アスリートのコンディショニングについて実際の現場の様子を伺いながらより良いサポートについて話し合いました。 午後の部では、「女性エリートコーチ育成プログラム」に受講者を推薦してくださっている、 日本障害者スキー連盟 小館さん、日本ラグビーフットボール協会 徳永さんをお招きし、パネルディスカッションを行いました。女性コーチがなぜ求められているのか、
WECスタッフ
2023年2月10日読了時間: 2分


ブラインドサッカー コーチング観察を実施しました
女性エリートコーチ育成プログラムでは、受講者に対して、様々な競技におけるハイパフォーマンス領域コーチとのコーチングに関するディスカッション機会やコーチング観察機会を創出することにより、コーチングの視野を広げ、より高いレベルでのコーチングスキル獲得を目指しています。 今回は日本ブラインドサッカー協会の協力を賜り、受講生5名とブラインド状態のプレイヤーに対する指導体験やナショナルチーム練習のコーチング観察、魚住HPDとのディスカッションを実施しました。 コーチらはそれぞれがゴーグルを装着し、ブラインド状態になった人に対するコーチングを体験しあうことで、コーチングにおける語彙力の重要性や言葉で的確に伝えることの重要性を改めて痛感する様子が見られました。 魚住HPD(ハイパフォーマンスディレクター)とのディスカッションにおいては、今年度から配置されたHPDの役割について深く理解し、チーム全体強化の中でヘッドコーチや監督がどのような連携を図りながら現場を統括していくのかということを学ぶ機会となりました。H P Dとヘッドコーチ・監督の役割はまだ明
WECスタッフ
2023年1月15日読了時間: 2分


第2回研修会を開催しました!
2022年12月5日〜9日にかけて、第2回研修会をオンラインで開催しました。 前回の研修から3ヶ月が経過し、その間受講生の皆さんはそれぞれの現場でOJTやメンタリングに励んでくださいました。前回立てたアクションプランの成功事例や、新たに直面した課題なども共有しながらプログラムを進めます。 第2回研修会全体スケジュールはこちら 12/5 間の学習の振り返り 実践コミュニティ(ケースクリニック) 12/6 効果的なファシリテーションとは 女性コーチを取り巻く課題 12/7 コーチに必要とされる知識とは (専門的知識、対他者の知識、対自己の知識) ビジョンと戦略の設定(強化計画の立案方法) 環境の整備 プレゼンテーション実践 12/8 コーチに必要とされる知識とは (専門的知識、対他者の知識、対自己の知識) 人間関係の構築 練習の実施と試合の準備 現場の理解と対応 プレゼンテーション実践 12/9 間の学習の目標設定とアクションプランの策定 プレゼンテーション実践 第2回研修会振り返り 1日目 テーマ:ケースクリニック(OJT振り返り)...
WECスタッフ
2022年12月15日読了時間: 4分


OJT Report:沼部早紀子(パラサイクリング)
本プログラムでは、オン・ザ・ジョブトレーニング(以下、OJT)を中心にコーチの学びを向上させていきます。研修会をはじめとした各種プログラムで学んだことをコーチング実践の場にて、実践を通して省察を繰り返しながらコーチングスキルを向上させるアクションラーニングを実施します。 また、より効果的なOJT実施のために、サポートスタッフが実際の現場に同行し、その場でプロフェッショナル・ディスカッション等を行うといったサポートも行います。 今回は、 沼部早紀子さん と、福岡県飯塚市へ車いすテニス強化合宿の観察に行ってきました!他競技のナショナルレベルの合宿の組み立てや運営を学び、自身の成長課題を見つけることを目的とし、観察が終わった時には今後の自身のアクションプランが決まっていることを目指しました。 実際のOJTの様子 練習の始めと終わりで、工夫されたアクティビティが組み込まれていました。練習の目標をチームの仲間と共有し、目標を具体的にしてから練習に取り組んでいました。さらに、インタビュー形式での振り返りを各練習の終わりに入れていました。選手たちの受け答え
WECスタッフ
2022年11月14日読了時間: 2分


第1回 サテライト研修
女性アスリートの身体的・心理的・社会的課題の理解 【今回のテーマ:女性アスリートのより良いコーチング方法を考える】 10月24日(月)、オンラインにて、女性アスリートの身体的・心理的・社会的課題の理解に向けた研修として、日本体育大学の須永美歌子教授と共に、ディスカッション形式で実施しました。 この研修では、 「女性アスリート特有の課題への理解が深まり、実践に取り入れていくためのはじめの一歩が決まっている」 ことを目指し、それぞれの経験や課題をシェアしながら議論を展開していきました。 事前アンケートの結果から、主に以下の内容を中心にディスカッションが行われました。 月経との付き合い方 低用量ピルの活用 婦人科系専門家との連携 選手たちへの教育だけでなく、コーチ、保護者の方への教育を実施することでうまくいっている事例なども紹介され、それぞれの現場でできることを模索することができました。また、競技特性によって違う課題や、共通する課題があり、競技の枠を超えて女性コーチとしてできることを話し合うことの重要性も認識できる時間になったと思います。...
WECスタッフ
2022年11月4日読了時間: 1分


キャリアパス研修
第1回テーマ:自身のキャリアパスを描こう 女性エリートコーチのロールモデルが少ないということが課題となっていることから、本プログラムではコーチたちのキャリア形成の支援も実施していきます。 今回は 「10年後の自分」 について、みんなで考えました。 マンダラシートを使用し、10年後に向けた自身のキャリアにおいて必要なものを整理して、可視化していきました。 まず、個人ワーク30分でそれぞれの10年後を考えながら記入をしていきました。 個人での記入が終わったら、グループになって共有です。ここでもプレゼン発表のトレーニングとして、1人5分で自身のマンダラシートの内容を発表&意見交換を行いました。他者の意見を聞くことで、新しい視点に気づくきっかけになっている様子でした。 各グループでの共有終了後、新しい発見や気づきをもとに、シートを改善。明日からできそうな行動計画まで記入し、終了です! 日々、チームの目標、選手の目標を考えているコーチたちですが、自身の目標を考えることがなかったというコーチが多かったように感じます。良いコーチングを実施するため
WECスタッフ
2022年10月27日読了時間: 1分


第1回研修会の振り返り
第1回研修会を終えたコーチたちの振り返りです。できたこともできなかったことも、共有して一緒に前進して行く3日間となりました! 研修1日目 より相手の事を掘り下げられるような質問をできるようにしたい。 限られた時間の中で他者への理解を深める質問は何かを見極めることができなかったため、何を質問したら良いのかの判断力を高めていきたい。 思っていた以上に深く質問できたと感じる。 人への理解は深まったが、考えが深まる質問の言葉選びはもう少し改善が出来ると良いと思った。ただ、次回の課題が明確になったからとても良かった。 研修2日目 他者の意見を引き出すことは難しかったが、自分のコーチ像をまとめ言葉にできた。自分の大切にしているところが良く分かった。 自らの目指すコーチ像を言語化することができた。価値や哲学が見つかった。 昨日よりも、伝えたいことが簡潔に説明できた。相手が求めているものと自身の考えをまとめて理解することができた。 他競技、他者のコーチ像を共有でき自分の価値観にはなかった新たな気づきを得られた。新しい考え方、自分自身がしてこなかった価値観を受け入
WECスタッフ
2022年10月12日読了時間: 3分
