STB第15回「スキル練習メニューのイノベーション」
- 伊藤雅充

- 2021年4月1日
- 読了時間: 2分
スキルトレーニングのイノベーション
この授業はこれでおしまいとなります。これまでに聞いたことのないアイデアをたくさん仕入れることができていればとても嬉しく思います。今、皆さんを指導しているコーチらがどのような練習メニューを組んでいるかを考え、それらを批判的かつ建設的な評価をしてみてください。これは皆さんの指導者のダメ出しをするという意味ではありません。日本体育大学でスポーツを学び、スポーツを実践するということは、他の大学でスポーツを行うのとは違った意味があるはずです。特に競技スポーツ領域の学生は、今自分の指導者が行っている指導をさらに発展させ、よりよい形に改善し続けることが求められます。同じことの繰り返しではなく、新しい発想をもってスキルトレーニングのイノベーション(革新)を行っていかなくてはなりません。
この授業を終わるにあたり、皆さんにいくつかの言葉を紹介します。
「ロウソクをいくら改善しても電球は生まれない。」(オレン・ハラリ)
「違う結果を求め、同じことを繰り返す。それを狂気という。」(アルバート・アインシュタイン)
これまで当たり前に思ってきた練習、実はそれよりももっと別の効果的なものがあるかもしれません。上手くなりたい、勝ちたいと思っているのであれば、変化を求めなくてはなりません。自分の最大の敵は自分自身の「あたり前」かもしれません。みなさんには「あたり前」を疑い、常に新しいことに挑戦していってもらいたいと思います。
「失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられない。」(マイケル・ジョーダン)
半期、お疲れさまでした。慣れないオンライン学習に一緒に挑戦してくれた皆さんに感謝しています。
