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Americas Online Sessions for Para-swimming <Swimming-Spanish Group>
アメリカズパラ水泳(スペイン語グループ)オンラインセッション 2020年8月5日 アメリカズ地域スペイン語グループを対象としたパラ水泳のオンラインセッションを実施しました。 講師にはアルゼンチンナショナルパラ水泳コーチのJuan Zucconi氏を迎え、スペイン語圏のホンジュラス、パラグアイから選手とコーチが参加しました。 両国の現状共有を行った後、講師からコロナ禍でのメンタル面維持に関するヒントやトレーニング及びストレッチに関する具体的な指導がありました。 参加者・講師の言語を統一したことで、言葉の壁無くスムーズで内容の濃いセッションとなりました。 本事業開始以来共に歩んできたパラグアイはもちろん、今年度から新しく支援対象国に追加されたホンジュラスの選手・コーチもとても意欲的で、今後は2週間に1度のペースで両国選手・コーチのニーズに併せてセッションを実施していく予定です。 August 5, 2020, we had an online para-swimming session for Spanish group in the America
NEPP
2020年8月5日読了時間: 2分


First Online Session for Oceania Coaches
第一回オセアニア地域コーチ向けオンラインセッション 2020年7月22日、オセアニアパラリンピック委員会メンターのクリス・ナン氏を講師に迎え、オセアニア地域のコーチ向けの初めてのオンラインセッションを実施しました。 バヌアツ、フィジー、キリバス、PNG、ソロモンからコーチとNPC役員が参加し、ナン氏から東京2020に向けてのプランニングやパラアスリート向けのサーキットトレーニングについてのが説明され、参加者はキーポイント等の再確認ができたようです。 また今回オンラインではありますが、チーム「NEPPオセアニア」が久しぶりの再会をし、それぞれの国のトレーニング状況やコロナの影響についての現状を共有しました。 8月には各国毎の課題やニーズをより深く理解し、東京2020に向けての具体的な戦略を練るために、選手も交えて国別のセッションを予定しています。 We conducted the 1st online session for the Oceania coaches focused on the planning for the Tokyo Par
NEPP
2020年7月22日読了時間: 2分


Online Training Session with Uchu Tomita
オンライントレーニングセッション with 富田宇宙選手 2020年7月18日、パラ水泳日本代表の富田宇宙選手から多大なるご協力をいただき、アメリカズ地域のパラ水泳選手向けのオンライントレーニングセッションを実施しました。 日本時間の午後9時、自宅でもできるドライランドトレーニング、アスリートのモチベーションアップ、参加者同士の交流を目的としてセッションがスタート。 モビリティフローからスタートし、コア・足・腕の自重トレーニングを行い、富田選手は動作中の呼吸と動作の連続性が重要であることを強調して説明されました。 アルバ、バルバドス、グレナダ、ホンデュラス、パラグアイ、セントビンセント、ウルグアイから8名の選手と8名のコーチが、富田選手からたくさんのことを吸収しようとする姿勢がとても印象的でした。 セッションには同じく日本代表の木村敬一選手と鈴木孝幸選手、チームドクターの斎藤那由多先生もご参加くださり、とても豪華なセッションとなりました。ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました! July 18th, 2020, we hel
NEPP
2020年7月18日読了時間: 2分


First NEPP Webinar
第一回NEPPウェビナー開催 新型コロナウィルスの影響で東京2020パラリンピックが延期となり、出場を目指していた支援対象国の選手・コーチたちは大きなショックを受けました。 目標としていた国際大会が次々とキャンセルになり、自粛により練習環境を失った選手たちの先が見えない不安やモチベーション低下を訴える声が増えたことから、2020年6月8日にオンラインでのメンタルヘルスケアプログラムを実施しました。講師や参加者同士で意見交換を交えながらの実りあるセッションとなり、終了後参加者から前向きなコメントが多く寄せられました。 講師: Dr. Penny Werthner, PhD(カルガリー大学運動生理学部 教授・学部長)参加者:支援対象国のうち11か国からパラアスリート、コーチ、NPC役員等27名 The Tokyo 2020 Paralympic Games were postponed due to the impact of Covid-19, and the athletes and coaches of the target countri
NEPP
2020年6月8日読了時間: 2分


井戸端会議(効果的なコーチングに必要なコーチの知識)
井戸端会議開催経緯 ここ最近、何回かオンラインでワークショップをやってみて思ったことに、参加者の方がまだzoomなどオンラインシステムに慣れておらず、意見交換の枠組みをはっきり決めすぎてしまうと、枠組みの理解に時間がかかってしまい、一番盛り上がりたい会話が弾まないという経験をしました。もっと、自由に意見を発することができないと、面白いと思えないかもしれませんし、学びが少ないと思うかもしれないと考え、思いついたのが枠組みのない井戸端会議をやってみようということでした。思いついたらやってみないと、ということで急遽数日で参加者を募り、 2020年3月20日14時から1時間、「スローなオンラインコーチング井戸端会議」と称して、 zoomを使って1時間だけのんびり話をしてみました。 フリーと言っても、何でもありにしてしまうと、それこそ何の学びもない場になってしまう危険性も考えられたため、一応の枠として、以前に公開していた効果的なコーチングに必要なコーチの知識ビデオをネタとして設定しました。 10名の枠に対して、6名の指導者の方々が参加してくださり

伊藤雅充
2020年4月2日読了時間: 5分


子ども期のプレイとプラクティス
今日は、私が講演や授業でジュニアスポーツについて語る際に頻繁に用いているスライドの元になっている文献を紹介したいと思います。Conditions of Children's Talent Development in Sport(2013)という書籍の第2章「Play and Practice during Childhood」の最初の部分です。執筆者はJean Côté, Karl Erickson, Bruch Abernethyです。 Jean Côtéは私が尊敬するコーチング学研究者の一人で、私のテニス仲間でもあります。かなり競ります(笑)。とにかくボールを返してくるんです。そして攻めたい私が我慢できずミスをするという・・・。とりあえず、テニスのことは置いておいて、本題に戻しましょう。コーチング学研究をしている方は、さまざまなところで彼の名前を見かけたことがあると思いますが、 特にユーススポーツの領域では素晴らしい業績をお持ちの方です。 それでは、どうぞ。 子ども期のプレイとプラクティス はじめに ユーススポーツには、スポーツパフ

伊藤雅充
2020年3月28日読了時間: 11分


「女性コーチ実践コミュニティー」セミナー
2020年3月18日(水)18:00〜20:30に、日本体育大学コーチングエクセレンスセンター主催女性コーチ限定の「コーチ同士で学び合う女性コーチのコミュニティー・オブ・プラクティス」オンラインセミナーを開催しました。今回はその内容を報告します。 セミナーには8名の女性コーチが日体大外部から参加してくださり、日体大スタッフ4名が加わって、全12名で展開しました。参加者同士の相互作用をできるだけ多くしたいので、このくらいの人数で展開できるのが少なすぎず、多すぎずで良い感じがしています。 セミナーの流れは以下の通りで計画していました。 導入(CCE紹介と本セミナーの概要) 課題の共有 ケース・クリニックの準備 ケース・クリニック 課題解決の実現化 振り返り まとめ 実際には、その場の状況で少し合体させたりしながら即興で最後まで進めたところもありました。 最初の課題共有で挙げられたのは、 技術の伝え方 選手との信頼関係、コミュニケーション 選手の意思を尊重する範囲と方法 コーチ同士の関係性 指導者としての自信 .

伊藤雅充
2020年3月26日読了時間: 4分


ビデオ(クローズド vs オープンクエスチョン)
日本体育大学コーチデベロッパーアカデミーのビデオシリーズ第2弾、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの紹介です。私も今でも苦戦しているオープンクエスチョンですが、意識して効果的に使えるように練習します。知っていることとできることは違うんだということを思い知らされる毎日です。

伊藤雅充
2020年3月24日読了時間: 1分


「女性コーチとしての道」セミナー
2020年3月16日18:00〜19:30に日本体育大学コーチングエクセレンスセンター主催のオンラインセミナー「女性コーチとしての道」を開催しました。今回のブログではその様子を報告します。 まず、なぜこのようなセミナーを開催するに至ったかという理由から説明します。2016年にブラジル・リオデジャネイロで行われたオリンピックに日本から338名の選手が派遣されました。その男女比は174:164でほぼ同数でした。しかし、派遣された監督・コーチに占める女性の割合は14%であったと報告されています。日本スポーツ協会の公認スポーツ指導者資格保有者のうち女性は29.7%(日本体育協会、2013)であり、これも低い水準です。さまざまな原因が考えられるでしょうが、女性がコーチという道を選択しにくい状況を社会が作り出しているとすれば、それは何とか改善をしていく必要があると考えています。アスリートの立場からすれば、選択肢は多い方がよいでしょうし、多様性が増してくることで、スポーツ界にさまざまなイノベーションが起こりやすくなってくることも期待できます。...

伊藤雅充
2020年3月21日読了時間: 5分


コーチの感情知能指数(EQ)
日体大大学院コーチング学専攻修士1年の長久保健太郎です。今回、私が興味を持っている効果的なコミュニケーションについて紹介したいと思います。 私の文脈 その前に、少しだけ私の文脈を書かせて頂きます。私は小学校4年生からバレーボールを始めました。大学を卒業してからはコーチとしてバレーボールに携わり、現在は大学院でコーチングを学びながら日体大女子ビーチバレーボールのコーチをしています。私はビーチバレーボールの競技経験はありません。ですが未経験の競技をコーチすることで自身のコーチングスキルを向上できると思い、ビーチバレーボールというインドアとは異なるバレーボール競技でコーチを始めました。また、私は今のところビーチバレーボールの専門的知識がないため選手とのコミュニケーションを通じて選手の意思決定を尊重し、手助けするアプローチを心がけています。 コミュニケーションの大切さ さて、本題に入っていきたいと思います。現在、私は選手とのコミュニケーションに悩みを抱えています。「 コーチの言動や態度が選手に変化を起こさせる。変化は選手の動きであったり、情動であった
長久保 健太郎
2020年3月17日読了時間: 9分


ビデオでみる「コーチの3知識」
修士課程2年生の玉田さんが3回にわたって効果的なコーチングに必要な3つの知識についてまとめてくれました。彼女が最後に「対自己の知識が最も重要だと思っている」ということを書いていましたが、私も同様に思います。専門的知識も対他者の知識も、対自己の知識が備わっている人であれば、あとでいくらでも身につけることができると思いますが、問題は対他者の知識をいかに身につけるか、あるいはコーチ教育プログラムの中で身につけてもらえるように支援をしていくかが課題だと思います。私自身、自分ができていないことが自分では分からない場合がほとんどですし、自分自身を批判的に評価することは容易いことではないとつくづく感じています。 さて、玉田さんが紹介してくれたコーチの3知識をテーマにしたショートビデオを作成してみました。時間は1分42秒です。 いかがでしたでしょうか。今後、このようなビデオコンテンツもたくさん作って、気軽にコーチングについての学びができるような環境を構築したいと思いますので、楽しみにしてください!(伊藤雅充)■

伊藤雅充
2020年3月10日読了時間: 1分


コーチの「対自己の知識」
修士2年の玉田です。皆さん、感染症対策はできていますか?大規模なイベントが続々と中止になっている中、3月15日に開催予定だった日本体育大学大学院の修了式、3月17日からの日本コーチング学会の学会大会も中止になってしまいました。残念ではありますが、今はしっかりと感染拡散を防ぐために皆で協力すべきときであると理解し、前に進もうと思っています。 さて私が以前担当したのブログ記事で、コーチに必要な知識は「専門的知識」「対他者の知識」「対自己の知識」があると紹介しました。そして、これまでに 「専門的知識」 と 「対他者の知識」 について解説をしてきました。前回からだいぶ時間が空いてしまいましたが、今回は「対自己の知識」について解説していきます。 この記事のもとになった文献はこちら↓ Defining Coaching Effectiveness, A focus on coaches’ knowledge, Gilbert, W. & Côté J. In: Routledge handbook of sports coaching, eds by
玉田理沙子
2020年3月7日読了時間: 6分


ハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(4)
いよいよ、「実践と勉強を通してハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(Developing High Performance coaching craft through work and study, by Mallett, Rynne, and Dickens, In: Routledge Handbook of Sports Coaching 」の紹介最終回となりました。初回は イントロとハイパフォーマンスコーチの仕事 について、第2回は ハイパフォーマンスコーチがどのようにコーチング能力を向上させていくのか について紹介がありました。第3回は 大学におけるコーチ教育プログラムについて 論が展開され、今回はこれまでのものをまとめる形となっています。 ハイパフォーマンスコーチの仕事と発達についての理解を進展させる ハイパフォーマンスコーチの成長を促進させることは、コーチ・アスリート・パフォーマンス関係を向上させるとともに、コーチの専門職化を推し進めるために重要である。本章の始めに述べたように、ハイパフォーマンスコーチングは比較的若い

伊藤雅充
2020年3月5日読了時間: 9分


ハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(3)
皆さん、ご無沙汰しております。怒濤の2月が過ぎ、少しまたブログにかける時間を確保できそうになってきましたので、更新を再開したいと思います。ブログをお休みしていた間にもたくさんの学びを得ることができましたので、そのあたりもどこかで記事にできれば。 さて、今回はハイパフォーマンスコーチがどのようにしてスキルアップをしていくのかについてまとめられたブックチャプターの‘大学におけるコーチ教育プログラムについて’の部分を紹介します。これまでのことを思い出さねばという方は、以前の記事をご参照ください。 ハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(1) ハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(2) 大学でのコーチ教育プログラム:将来に向けたビジョン コーチングの仕事の中での学びと仕事を通しての学びに加え、フォーマルな第3次学習(訳者注:第1次が小学校primary school、第2次が高等学校secondary schoolで第3次は大学や専門学校等のことをいう)でのコーチ育成が取り上げられ、そこで、どのようにコーチが能力を向上させるのかにつ

伊藤雅充
2020年3月3日読了時間: 10分


NPC Visit @ Tokyo 2020 Organizing Committee
NPCビジット @ 東京2020組織委員会 2020年2月17日~19日、15か国の支援対象国から24名のNPC役員らがNPCビジットに参加しました。組織委員会のリードにより、大会サービスの確認、組織委員会との個別ミーティング、競技会場や選手村の視察等、各国NPCが東京2020出場のために必要な具体的な情報を得ることができました。 また2月20日には日体大世田谷キャンパスにてNPCビジットで得た知識の確認と、各NPCの課題の明確化等を目的としたワークショップを行いました。ディスカッションでは多くの参加者が積極的に発言をし、それぞれの課題に対する新たな学びや気づきがあったようです。 From February 17th to 19th, 2020, 24 NPC officers from 15 target countries participated in the NPC visit. By the lead of the Organizing Committee, the participants got the specific inf
NEPP
2020年2月19日読了時間: 1分


ハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(2)
前回に引き続き「実践と勉強を通してハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(Developing High Performance coaching craft through work and study, by Mallett, Rynne, and Dickens, In: Routledge Handbook of Sports Coaching」の紹介です。 前回はイントロとハイパフォーマンスコーチの仕事についての解説 がありました。今回は徐々にハイパフォーマンスコーチがどのようにコーチング能力を向上させていくのかという内容に入っていきます。 ハイパフォーマンスコーチは成長のための情報をどこから得ているのか 国際的なレベルでは、国のスポーツシステムが成功するかどうかがハイパフォーマンスコーチの果たす役割にかかっている、ということが一致した見解であり、ハイパフォーマンスコーチの成長をサポートすることが喫緊の課題であるといえる。しかしながら、コーチがどのようにスキルや能力を伸ばし、複雑な仕事を実行するのかは歴史的にもあまり注目されて

伊藤雅充
2020年2月11日読了時間: 8分


ハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(1)
以前にも紹介したRoutledge Handbook of Sports Coaching から、「実践と勉強を通してハイパフォーマンスコーチングの高度なワザを磨く(Developing High Performance coaching craft through work and study, by Mallett, Rynne, and Dickens」の日本語訳を記事にしてみたいと思います。 (文中に図37.1というのがでてきますが、現在私が海外出張中でその図を載せられなかったため、後日掲載するようにします。) はじめに: 背景と目的 オリンピックなどの主要な国際競技大会で世界最高のパフォーマンスを発揮するためにエリートアスリート達が行っている探求では、通常素質あるアスリートに対戦相手よりも優れた準備(例えば身体的、精神的、戦術的に)を行うことが必要である。スポーツにおいて成功したいという願望はますます国際的なものになってきており、卓越を求めていく重要な要素となっている。ハイパフォーマンスコーチ達は、優れたエリートアスリート育成の中心的

伊藤雅充
2020年2月8日読了時間: 9分


RE: S&Cコーチがアスリートのリーダーシップ能力を育てる (4)
〜アナリストも変革的リーダーシップ導入が可能!〜 今回は、変革的リーダーシップに関する記事をもとに、ラグビーアナリストとしての視点で船戸渉さんからコメントをいただきましたので、紹介させて頂きます。念のため関連記事へのリンクを貼っておきます。 コメントの元となった記事: 第1回 、 第2回 、 第3回 、 第4回 コメンタリー: 山内さん(JTマーヴェラス) 、 村上さん(早稲田大学ラグビー蹴球部) 、 藤野さん(明治大学ラグビー部) 昨年開催されたワールドカップで国内を大いに盛り上げているラグビーの元アナリスト・船戸渉と申します。2年ほど前まで福岡県を活動拠点とする企業チーム「コカ・コーラレッドスパークス」でアナリストを10年間しておりました。 伊藤先生とは2016年に母校である日体大で学生アナリストや関係者のみなさまに、実際に社会人トップチームでアナリストをやっている者としてお話させていただいた際にお会いし、コーチング学の奥深さに引き込まれ、魅了されました。 先日、伊藤先生がアップされた「ストレングス&コンディショニングセッション中にア

伊藤雅充
2020年2月6日読了時間: 6分


どのようにGame Senseメニューを作成するか
原礁吾です。前回の記事では、“Game Senseがなぜ良いのか?”について学習観や修正されたゲーム中心の練習と伝統的な練習の効果を比較した研究について紹介しました。今回の記事では、Game Senseメニューの作成方法について紹介させていただきます。コツが分かればメニューを考えるのはそこまで難しくないので、是非チャレンジしてみてください。また、作成方法を説明した後に簡単なGame Sensemメニューの例も紹介するので、チームで実施してみてください。本題に入る前にお断りしておかなくてはなりませんが、私がラグビーコーチということもあり、話がラグビーに寄っています。それぞれのスポーツに置き換えて考えてみてください。 Game Senseメニューの作成方法 Game Senseとは名前の通り、デザインされたゲームの中で戦術的な知識、スキル遂行能力、意思決定能力などを身につけることができます。デザインされたゲームとは、ゲームに様々な制限(Constraints-led:制限誘導)を設けて選手たちが実戦に近い環境で学習していくことです。起したい現象を起
原 礁吾
2020年2月4日読了時間: 7分


なぜGame Senseなのか?
原礁吾です。前回の記事では、ゲーム中心の指導法とは何か、について書きました。Game Senseとドリル練習の違いや、利点について学術的な知見と、私自身がGame Senseを実施して感じたことについて書きました。今回の記事では、なぜGame Senseが推奨されているのか、という理由について学習の観点とゲーム中心の練習と伝統的な練習(ドリル練習)を比較した研究を用いて書いていきます。ここで用いる「知識」という言葉は、「わかる」知識は当然ですが、「できる」ことも含めて「知識」と読んでいることを予め記しておきます。 学習観からみたドリル練習とGame Sense ドリル練習は学習観からすれば実証主義に基づいた練習であると考えられます。実証主義における学習では、学習者である選手は何も書かれていない白板で、その白板へ正確に知識を書き写していくようなものだと比喩できます。つまり、ドリル練習とは知識を持っているコーチから、知識を持っていない選手達(学習者)へ知識を伝達しようとするものです。 なぜ、知識の伝達では選手がうまくなりにくいと考えられる理由を考
原 礁吾
2020年2月1日読了時間: 7分
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