勝負は勝たなければ意味がない?
- 伊藤雅充

- 4 日前
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更新日:1 日前

今朝、電車の中で、ある広告に著名なアスリートの顔写真とともに「勝負は勝たなければ意味がない。そんなことは当たり前だ。でも、ただ勝てばいいのだろうか。相手を傷つけない…」と書かれているのを見かけました。
どういう意味で「勝たなければ意味がない」と言っているのかと疑問に思いました。本人の言葉なのかも分かりませんが、アスリートが時折口にする「勝たなければ意味がない」というのに、いつも首を傾げてしまう私なので、今朝も「ん?」と思ったのでした。私自身は、勝負に挑戦すること自体に意味があると思っています。結果はあくまでも副産物。
ただし、勝負の結果はどうでもよいとは思っていません。私も勝ちたくてたまりません。負けるのはいやです。
「勝たなければ意味がない」という時の「意味」とは何なのでしょうか?
「勝つ」ことによって得るものは何で、その意味とは?
その何かを得られなかった場合に失うものとは?
たとえば、プロ選手が勝たなければ収入がゼロになる、解雇される、といったような場合があるならば、収入を得るためには勝たなければ意味がないとかいうのであれば、ある程度は理解できます。
意味、それは自分自身が付加するものでしょうから、勝っても負けても意味を見出すことはできると思います。勝利を追求するその姿勢こそに意味があるのだろうと考えます。
ただ、この広告の文言、もっと後が続きます。「勝つこと以上に大事なことは、理想の自分を追い求めること…」



